最近、配信系のアプリが熱いですね。
面白くて、しかも自分にもチャンスが転がっているアプリの世界は、本当に魅力的です。
そうした中、既にアメリカではライブ配信アプリとして大きな偉業を成した「Live.me」が日本上陸してからしばらく経ちました。
当時は「とうとう来たか!」
という絶妙なタイミング(LINE LIVE,FRESH!が伸びてきた時点)でのリリースされました。
日本のライブ配信が賑わいをみせているということです。
さて、この「Live.me」は果たして日本で親しまれるアプリとなったかといいますと・・・。
今回は、このあたりを掘り下げてみます。
Live.meの基本スペック
本国アメリカでは、わずか4ヶ月で500万ダウンロードを記録したモンスターアプリ。
しかも、リリースされたのは今年4月だなんて驚きですよね。タイミングとしてはCyberAgentの「FRESH!」と同時期です。
Live.meの特徴として、登録さえしてしまえばすぐにでもライブ配信を始められる容易さがあります。
例えば、前述している「FRESH!」は申請後の認可が必要ですし、言わずと知れた「ニコニコ生放送」は有料会員登録が必要です。
そのような中で、メールアドレスもしくはGoogle+、Facebookなど既存のIDだけで登録出来るのは、随分と手間が省けた印象を受けました。
現在、まだ日本でリリースしてから1ヶ月も経たないのですが、既に100万ダウンロードを超えています。
現段階での各ライブ配信状況
では、他のライブ配信サービスはどのような現状なのでしょうか。
順を追ってみていきましょう。
FRESH!by Abema TV
ダウンロード数:10万
チャンネル数1000、番組数20000と幸先良かったはずなのですが、ここへ来てダウンロード数が伸び悩み。ユーザーが居ても、番組がなかなか更新されないことが要因と言えます。
LINE LIVE
ダウンロード数:100万
LINE LIVEの追い上げが止まりません。一般配信が可能となってから、急速にユーザー数を増やしています。こちらもLINEユーザーであればすぐに放送できることが売りです。
Facebook LIVE
Facebookユーザーであれば、便利なのですが、LIVE配信用のアプリはなく、ライブ配信単独で行うことが出来ないので、特殊といえば特殊な部類になります。
Periscope
ダウンロード数:1,000万
Twitterが提供しているライブ配信サービス。32言語に対応しているなど、国内ないし世界も視野に入れたマルチな放送を行えます。この他にツイキャス、ニコニコ生放送などを入れると、現在主なライブ配信サービスはおよそ10社程です。
今後Live.meの参入で予想される影響
まず、危機的な打撃を受けそうなのは「ふわっち」「アップライブ」などが代表される、まだ知名度がそれほど高くないライブ配信メディアです。
Live.meは既に知名度が高く、提供しているサービスも質が高いので、一気にライブ配信メディアの上位にいくのではないかと予測できます。
又、LINE LIVEは正確に言うと、個体で成り立つLive.meと枠組みは違いますが、配信時にスタンプを貼れる、ギフトを贈れるというように提供サービスが似ている為、LINEに登録したくはないけど、同じような内容でライブ配信をしたいと望むユーザーの流出が懸念される点です。
更に国内でLive.meのようなサービス形態を持つアプリが、今後出てくる可能性は十分あると言えます。
ともあれ、上位メディアが上下するだけで、ダウンロード数のランキングに差ほど影響は出ないのではないかというのが、個人の見解です。
実際に試した感想
まず初回時にアプリを開くと音楽が流れる仕様で、一応まだ若者に入るかな?という期体感で気分が高まりました。
重要なホーム画面ですが、これまで試した中で一番分かりやすいと思います。というのも画像のとおり、一目で分かるアイコンとテキストで操作が簡単だからです。これは若者だけでなく幅広い世代で受け入れられるでしょう。
公式オリジナルの企画もあり、視聴者、配信者どちらも楽しむことが出来るのも、魅力的に感じました。
まとめ
今年4月にアメリカで初のリリースをしてから、たった5ヶ月で日本に上陸。アメリカではわずか4ヶ月で500万ダウンロードを記録しています。
サービス内容も配信者、視聴者共に使いやすく幅広い世代で親しまれるアプリとなりそうです。
芸能事務所も配信を開始しましたし、黒船「Live.me」は果たして日本のライブ配信アプリにどのように影響していくのか、今後に注目が集まります。