”23/7 トゥエンティ スリー セブン”は失われた9時を取り戻すファンタジーPRGです。
時間を司る12の並行世界が存在し、時を支配するための時計戦争を繰り返しているという世界観となっています。
失われた9時というのは9時に該当する平行世界が消滅してしまった、ということですね。
これでタイトルが1時間分抜けている理由が分かりました。少しだけ本編を進めたのですが、キャラクターの絵がとても綺麗なものが多く、中でも私はC・ローゼンクロイツというキャラが非常に気に入ったのでお気に入りにしました。
お気に入りに登録するとメインメニューに出てきてくれるのでまず最初にやっておくといいかもしれません!
パーティは3人ですが、サポートとしてさらに3人入れられます。
メインのパーティは主に戦闘などを行いますが、サポートキャラはスキルの発動のみです。
もう一枠、ガーディアンという枠があるのですが、これは残念ながら入手できませんでした。
手に入れば戦闘の幅が広がりそうなのでぜひとも欲しいところです。
23/7 トゥエンティ スリー セブンではキャラが複数体いたりすることがありません。
ガチャの場合では被った場合は強化素材となります。
ボックスがごちゃごちゃしたりする心配がないのでありがたいですが、艦隊を組んでみたりしたかったという気持ちも少しだけあります。
キャラクターはキャラ強化でのレベルアップ以外にスキルやアビリティ、限界突破などのやりこみ要素のある項目を備えています。
強化をしていくことによって別画面でボイスの解放ができます。
絵からもこだわりを感じるのですが、声優陣が豪華でボイスの方も力を入れているのを感じます。
メインクエストではイベントムービーなどは流れず、開始する際にあらすじが出ます。
ムービーだったり、イベントシーンが流れないのは昨今ではとても珍しいですが、サクサク進められて遊びやすいです。
基本的にはボスを倒すとクリアです。
今回は一本道ですが、イベントクエストなどでは分岐があったりしたのでこの先進んでいくと分岐しつつもマップの規模が広がりそうです。
マップは一つづつしか進めず、なおかつ敵を倒さなければ先へは進めません。
23/7 トゥエンティ スリー セブンの戦闘において特徴的な要素がインビンシブル77、上にある77.77です。
これはメインクエストの初戦闘開始時から戦闘のときだけカウントされます。
このインビンシブル77の効果ですが、カウントダウン中は無敵状態になります。
このシステムはすごいです。しかし、敵も一筋縄ではいきません。
戦闘中は主に3つのモードチェンジを駆使しながら戦うことになります。
1つ目はアクセルモードです。
これは敵に攻撃を仕掛ける時のモードです。
2つ目はチャージモードです。
これは戦闘が始まった時の初期状態でバレットゲージを溜めるためのものです。
敵に攻撃することがないので放っておくとインビンシブル77が切れて負けてしまうので注意です。
3つ目はシールドモードですが、インビンシブル77が切れてしまった場合、攻撃を食らうことになります。
その際にダメージを防ぐのがシールドモードですが、耐久力があるのでシールドが破壊されてしまう前に手を打たなければいけません。
今回の戦闘では時間内に難なく勝てましたが、イベントクエストではコテンパンにされました。
ボスまできました。ザコ敵もですが動きが細かくて見ていて楽しいです。
戦闘なんですが基本はセミオートで進んでいきます。
モードチェンジとバレットゲージ、サポートキャラのスキル発動は自分でタイミングを見計らって発動、という感じです。
左上の手動を自動にするとそれも全部オートでやってくれるので周回が必要な人は覚えておくとあとで使うことがあるかもしれません。
最後にバレットゲージを押すことによって発動するバレットタイムですが、インビンシブル77が止まり超高速攻撃をゲージが空になるまで連続で仕掛けるという必殺技的な要素になっています。
3つのモードとインビンシブル77とバレットタイムを如何にうまいタイミングで使っていくかが勝負の鍵となります。
クエストをクリアすると報酬や経験値が貰える他に特定の条件を満たすことによって貴重な召喚用のアイテムが貰えるのでできるだけ条件を達成して狙っていきましょう。
サポートキャラにも経験値が入るので、レベルの低いキャラなどは攻撃されることのないサポートキャラに入れてレベルを上げるようにするとレベルを上げやすそうです。
メインクエストだけでもけっこうあるのですが、イベントクエストや時間限定のクエスト、さらにマルチでのプレイも可能なのでメインクエストで行き詰まってしまったら他のクエストをやってみましょう。
私が「23/7 トゥエンティ スリー セブン」の中で一番驚いたことなのですが、一通り触ってみた最後にメニューを見てみるとノベルという項目がありました。
てっきり、あらすじのまとめかと思ったのですが想像以上でした・・・。
メインノベルにキャラノベルと2つも項目があります。
内容もしっかりした活字の作品となっており、もはや2つ目の本編です。
実はKADOKAWA協力によるゲームシナリオとのこと。
活字のノベルが入っているのも納得しました。
イベントムービーによるものではなく、ノベルでストーリーの細かい深い部分を読み解いていく、というのは斬新で新鮮でした。
「23/7 トゥエンティ スリー セブン」は絵が非常に綺麗で声優陣がとても豪華でした。
が、それ以上に無敵状態のインビンシブル77のインパクトや、ノベルでの活字によるストーリー展開は驚きました。
戦闘もテンポよく、インビンシブル77がありながらもコテンパンにされる難しさがあったりなど、きちんとバランスも取れていて非常に楽しかったです。
23/7 トゥエンティ スリー セブンはテンポの良いRPGが好きな方、本を読むのが好きな方にオススメです。